mBotシリーズ製品のmBlock接続について
異なる接続方法によるmBotシリーズのmBlock接続可否一覧 | ||
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接続方法 | mBlock 3 | mBlock 5 (v5.0.0-RC3及び以上) |
PC内蔵Bluetooth | 不可 | Bluetooth 4.0経由のみ可※ |
USBケーブル | 可 | 可 |
Makeblock Bluetoothドングル(別売り) | 可 | 可 |
2.4G モジュール (別売り) | 可 | 不可 |
※詳細は下記内容「方法2:Bluetooth 4.0経由で接続する」をご参照ください
ハードウェアデバイスの接続
mBlock 5は、Makeblock製の製品だけでなく、他社製のデバイスも幅広くサポートしています。初心者向けのガイドに従って、多様なデバイスを接続することが可能です。
mBlock 5を使用してデバイスを接続する
mBlock 5には、USB経由とBluetooth 4.0経由の2つの方法でデバイスを接続することができます。
注:mBlock 5では、一度に接続できるデバイスは1台のみです。新しいデバイスを接続すると、既存の接続が切断されますのでご注意ください。
方法1:USB経由で接続する
USBケーブルを介してコンピュータに接続することができます(または、Makeblock Bluetoothドングルを使用してコンピュータに接続することも可能です)。
1. 購入した製品のパッケージ内にあるUSBケーブルを使用して、デバイスとパソコンのUSBポートを接続します。
2. デバイスがコンピュータと接続したことを確認します。
3. デバイスの電源を入れます。
4. mBlock 5上で接続されているデバイスを選択し、「接続」をクリックします。以下の画像をご参照ください。
5. 「デバイス接続」のポップアップが表示されますので、「USB」を選択してください。デバイスのシリアルポートが自動的に検出されるので、「接続」をクリックします。以下の画面が表示されます。
注:
- 複数のデバイスがコンピュータに接続されている場合は、接続したいデバイスのシリアルポートをプルダウンメニューから選択してください。
- 接続可能なすべてのデバイスを表示したい場合は、「すべての接続可能デバイスを表示」のチェックボックスをオンにします。
6. 接続が完了したら、デバイスがmBlock 5に正常に接続されていることを確認してください。正常に接続されていない場合は、デバイスとの接続を切断して再接続してください。
Makeblock Bluetoothドングル(別売り)
Makeblock Bluetoothドングルは、Makeblock製品専用の接続アダプタで、USBケーブルを使用せずに無線接続できるよう設計されています。専用の説明ガイドを参照してご利用ください。
方法2:Bluetooth 4.0経由で接続する
注1:Bluetooth 4.0接続はPCシステムの環境制限やプログラミングのアップロードなどの機能に対応していないため、USB経由による接続とMakeblock専用ドングル経由での接続をお勧めしています。
注2:Bluetooth 4.0経由での接続は、MakeblockのmBotシリーズ製品のみ対応しています。
Bluetooth 4.0経由で、コンピュータにデバイスを無線接続することができます。システム環境の要件は次の通りです。
- Windows:PCに内蔵のBluetoothバージョンは、Bluetooth 4.0が必須となります。他のBluetoothバージョンの場合は、Bluetooth 4.0のアダプタをご購入ください(詳細については、「市販のBluetooth 4.0アダプタを使用する」をご覧ください)。
- Mac OS:主要な機種の最新版OSをサポートしています。
1. デバイスの電源を入れます。Bluetoothモジュールの青色のLEDライトが点滅します。
2. コンピュータのBluetoothをオンにします
- Windows:タスクバーの「アクションセンター」を選択し、「Bluetooth」を選択
- Mac OS:「Appleメニュー」から「システム環境」を選択し、「Bluetooth」を選択
3. mBlock 5で接続したいデバイスを選択し、「接続」をクリックします。
4.「デバイス接続」のポップアップが表示されますので、「Bluetooth 4.0」を選択してください。デバイスが自動的に検出されるので、「接続」をクリックします。以下の画面が表示されます。
注:
- パソコンで同時に複数のデバイスが検出された場合は、プルダウンメニューから接続するデバイスを選択します。
- 接続可能なすべてのデバイスを表示する必要がある場合は、「すべての接続可能なデバイスを表示」のチェックボックスをオンにします。
デバイスが自動的に検出されない場合は、下記のようにBluetooth 4.0ドライブをインストールして、再試行してください。
Bluetooth 4.0ドライブのインストール方法
注:Bluetooth 4.0ドライブをインストールすると、元々コンピュータに搭載されているBluetoothが無効になり、PCのデバイスマネージャーの中のBluetoothロゴが削除される可能性があります。
上記のような状況が発生した場合は、ページ最後にある「Bluetooth 4.0ドライブをアンインストールする」説明手順に従って、元の状態に戻すことができます。
1. Zadigツールをダウンロードします
2. Zadigを起動し、「Options」を選択して、「List All Devices」を選択します。
3. プルダウンメニューのBluetoothデバイスを選択してから、「Replace Driver」をクリックします。
市販のBluetooth 4.0アダプタを使用する
Windowsに内蔵されているBluetoothバージョンがBluetooth 4.0以外の場合は、市販のBluetooth 4.0アダプタを使用して、デバイスをmBlock 5に接続することが可能です。接続手順は「方法2:Bluetooth 4.0経由で接続する」をご参照ください。
mBot Bluetoothモジュールの接続手順
1. mBotを起動して、Bluetoothモジュールが正しく取り付けられていることを確認します(モジュールの青色のLEDライトがゆっくりと点滅します)。
2. USB経由でmBotとコンピュータを接続してください。上記の「方法1:USB経由で接続する」を参照して、ファームウェアをアップデートしてください。
3. コンピュータのハードウェアおよびシステムの制限については、上記の「方法2:Bluetooth 4.0経由で接続する」を参照してください。モジュールの青色のLEDライトが常に点灯している場合は、接続が成功したことになります。
4. mBlock 3は、現在Bluetoothモジュールの直接接続をサポートしていませんので、Bluetoothドングルに合わせて使用することをお勧めします。
「Bluetooth 4.0ドライブをアンインストール」
1. キーボードのWindows+Xでスタートメニューを開き、「デバイスマネージャー」を選択します。
2. 「ユニバーサル シリアル パス デバイス」をクリックすると、インストールされたBluetoothドライブが表示されます。右クリックして「デバイスのアンインストール」をクリックします。
3. 「デバイスのアンインストール」のポップアップが表示されます。「このデバイスのドライバー ソフトウェアを削除します」のチェックボックスをオンにして、アンインストールをクリックします。
4. アンインストールが完了したら、パソコンを再起動してください。
5. 元のBluetooth状態に回復します。
WindowsのBluetoothバージョンを確認する
1. キーボードのWindows+Xでスタートメニューを開き、「デバイスマネージャー」を選択します。
2. 「Bluetooth」では、複数のBluetoothデバイスが表示されます。
3. 該当するBluetooth名を選択し、「Bluetooth」デバイスのドライバの「プロパティ」を右クリックで選択してください。
4. 「詳細設定」をクリックしてファームウェアのバージョンを表示します。LMP番号には、コンピュータが使用しているBluetoothバージョンが表示されます。
5. 以下の表から、LMP番号と対応するBluetoothバージョンを照合します。
LMP番号 | Bluetoothバージョンを照合します |
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LMP 9.x | Bluetooth 5.0 |
LMP 8.x | Bluetooth 4.2 |
LMP 7.x | Bluetooth 4.1 |
LMP 6.x | Bluetooth 4.0 |
LMP 5.x | Bluetooth 3.0 + HS |
LMP 4.x | Bluetooth 2.1 + EDR |
LMP 3.x | Bluetooth 2.0 + EDR |
LMP 2.x | Bluetooth 1.2 |
LMP 1.x | Bluetooth 1.1 |
LMP 0.x | Bluetooth 1.0b |
製品の使用ガイドに基づいてデバイスを接続する
他社で製造されているデバイスは、各製品の説明ガイドに基づいてmBlock 5に接続する必要があります。例えば、BBCのmicro:bitなどを接続する際には、対応する製品の説明ガイドを参照してください。